ピックの持ち方|脱力してしっかり持つコツと、ピックが引っかからない当て方
ギターを始めたばかりのころ、「ピックがすぐずれる」「弦に引っかかる」「手が疲れる」と悩む人はとても多いです。でも、ピックの持ち方はちょっとしたコツで、ぐっと楽になります。
この記事では、ギターを弾きましょうのYouTube動画「ピックの持ち方」の内容をもとに、ピックの選び方・持ち方・弦への当て方を順番に紹介します。最後に、持ち方が身についたら取り組みたい8ビート・16ビートのストロークエクササイズもまとめました。
まずは動画で見てみよう
指の形や力の抜け具合は、文章より動画のほうがずっとわかりやすいです。まずは一度、通して見てみてください。
ピック選び:最初は「おにぎり型」の0.7〜0.8mmがおすすめ
ピックは好きなもので構いませんが、ギター初心者にはトライアングル型(おにぎり型)で、厚さがミディアム(0.7〜0.8mm程度)のものがおすすめです。
- 1mm以上の硬いピック:弦への引っかかりが強く、弾きにくさを感じやすい
- 0.6mm以下の薄いピック:紙のようにペラペラして、弦を鳴らす感覚がつかみにくい
まずは無難な0.7〜0.8mmで持ち方に慣れて、それから好みに合わせて形や厚さを変えていくのが良い順番です。アコギの弾き語りでは王道のピックなので、試しておいて損はありません。おにぎり型は角が3つ使えるので、長持ちして経済的なのもうれしいポイントです。
ピックの持ち方に「正解」はない
エレキかアコギか、どんなジャンルを弾くか、使うピックの種類によっても、ピックの持ち方は人それぞれです。大事なのは、誰かの持ち方が正解なのではなく、自分にとってしっくりくる持ち方が正解ということ。
ここで紹介するのは、アコースティックギターの弾き語りに向いた持ち方です。「自分なりの持ち方を見つけるヒント」として読んでみてください。
ポイントは「脱力しながら、しっかり持つ」
「ピックをしっかり持って」と言われると、親指と人差し指でギュッとつまんでしまう人が多いです。でも指先に力が入った状態だと、すぐに疲れてしまいますし、ピックのコントロールもかえって難しくなります。
では「力を入れずにしっかり持つ」とはどういうことか。ヒントになるのが、手遊びの「指スマ」の手の形です。指スマの手はかなりリラックスして作れますよね。この手の形のまま、親指と人差し指の間にピックを挟んで引っ張ってみると……指先に力を入れていないのに、ピックは抜けません。
このように、筋力でつまむのではなく、手の「形」でピックを支えるのが、脱力しながらしっかり持つコツです。
ピックの持ち方 3ステップ
- 中指・薬指・小指を軽く握る
手の中に少し空間ができるくらいのイメージでOKです。 - リラックスしたまま人差し指を曲げ、親指とクロスさせる
力まずに、自然に重ねるだけで大丈夫です。 - 親指と人差し指の間にピックを挟む
親指に対して、ピックの先端が垂直になるようにします。
力を入れていないのに、ピックを引っ張っても抜けなければ成功です。
「親指を人差し指の上に置く」と意識するとつい力が入ってしまう人は、軽く手を握るようなイメージから試してみてください。慣れている感覚からアプローチしたほうが、脱力しやすいことがあります。
指先がピックからはみ出ないように
もうひとつ大事なのが、親指と人差し指の指先がピックからはみ出ていないことです。指先がはみ出ていると、指先がピックに触れず、うまく使えていない状態になります。
指先は手の中でもとても器用な部分。親指と人差し指の指先がピックに触れていることで、細かな調整が自然とできるようになり、ピックが安定しやすくなります。
ピックの当て方:弦に対して垂直に
ストロークのときは、横に張ってある弦に対してピックが垂直に当たるのが理想です。6本の弦を通り過ぎる間に多少カーブを描くのは問題ありません。弦を通り過ぎる瞬間に、ピックが垂直に入っていくイメージです。
ピックが引っかかってしまうのは、たいてい次のようなときです。
- ダウンストロークなのに、ピックの先が下向きに傾いて入っている
- アップストロークなのに、ピックの先が上向きに傾いて入っている
イメージしやすいのが、竹ぼうきのように先がしなるほうきです。ほうきを振ると、先端は持ち手より少し遅れてついてきますよね。ストロークも同じで、肘を支点にして腕から振り、手首を脱力しておくと、しなるほうきのようにピックが自然な角度で弦に当たってくれます。逆に、手首や指先に力が入っていると不自然な角度で入ってしまい、引っかかる原因になります。
弾いているうちにピックがずれても大丈夫
「弾いているうちにピックが動いてしまう」という悩みもよく聞きます。でも、ピックを絶対に動かさないようにするのは難しいうえに、必要以上に力みやすくなります。
ピックは弾いていれば自然と動くもの。動いても、弾きながら調整できる感覚を身につけるほうが大切です。慣れてくると、ジャーンと伸ばしている間に持ち直すなど、余裕を持ってストロークできるようになります。
調整のコツは、中指の側面を添えて、親指・人差し指・中指の3本でバランスをとること。親指と人差し指だけで調整するのは難しいので、中指で補助してあげましょう。まずはゆっくりストロークしながら、ピックを微調整する練習をすると、少しずつ感覚がつかめてきます。
今回の持ち方は、コード弾きのストロークやブリッジミュートをかけながらのストロークがしやすく、アコギの弾き語りと相性の良い持ち方です。
持ち方が身についたら、ストロークのエクササイズへ
ピックの持ち方と当て方がわかったら、次はストロークです。ギターを弾きましょうのYouTubeには、ドラムのリズムに合わせて見てまねするだけで取り組めるエクササイズ動画があります。曲を弾く前のウォーミングアップにもおすすめです。
8ビートのストローク(LEVEL1)
ダウンだけのストロークから始めて、ダウンの裏のアップも加えていく、ストロークの基礎のエクササイズです。肘から大きく振ること、ダウンとアップの振りを一定にすることを意識してみてください。
8ビートストロークの仕組みや練習のポイントは、こちらの記事でくわしく解説しています。

16ビートのストローク(LEVEL2)
8ビートに慣れてきたら、さらに細かく刻む16ビートへ。いろいろな曲に使える、万能な基本ストロークを身につけましょう。
16ビートストロークの仕組みや弾き方のコツは、こちらの記事でくわしく解説しています。

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ピックの持ち方とあわせて、ギターの構え方も見直すと、さらに力を抜いて弾けるようになります。


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